ユトーピアの女性画家では1990年代後半から絵画制作に励んでいた比較的若い作家である。

細やかなドットを何層にも重ねる手法が人気であり近年ではコレクターも増えてきた。赤土の大地に様々な色を持つ植物がまるで絨毯の模様のようにあちらこちらに点在する光景は見事である。

絵画を描くということは大地と自分との関わりの表現であり、これははるか太古から伝承されてきた祖先からのメッセージをいまも大切に守り続ける重要な儀式を行っているのと同じだ、と誇らしげにいう。