マイ・カントリー My-country

アンガス・チュンガライ
Angus Tjungurrayi

期待の若手男性作家である。

絵画制作を始めてまだ日は浅いが、洗練された画法が人気を呼び今ではグループ展・個展に引っ張りだこだ。

作品中央の同心円は水が溜まる岩場を表し(そこは作者の部族にとっては聖地として敬われている)その周りのキャンプ地の砂丘も合わせて描いているという。

1971年にアクリル絵の具がアボリジニの社会に紹介されて現在のアートが誕生したわけだが、それ以前は砂の上に砂絵として遥か太古から自分たちの「生きるためのバイブル」を次の世代へと伝承してきた。

丁寧に描かれたモノクロの点描画はまさに日本の「禅」を思い起こさせるようだ。