マイ・カントリー My Country

バーニー・キャンベル
Barney Campbell

1928年生まれの男性画家。2006年に他界するまでコミュニティ内では最もシニア的存在であり、重要な男性の成人儀式を担っていた。それゆえ、周りの誰もからLAW MAN として敬われていたという。

幼い頃に両親を失ったことから親族によって育てられ、自分の成人儀礼(割礼)は実の叔父によって執り行われた。

この作品は、はるか太古にティンガリ(アボリジニの伝説にまつわる英雄たち)の男性によって、儀式の際に身体に描かれるデザインである。作者の故郷であるキントーコミュニティ(オーストラリア西部)から北西へ、当時この男たちは聖地から聖地へと旅をしていたという。

神話時代には一団が秘密の洞窟でキャンプをしながらこれから執り行われる重要な儀礼について綿密な打ち合わせをし、その際にはボディペイントのデザインの深い意義も語り合った。

作者は高齢ながらも絵画制作にとても精力的で、同年代の男性画家と一緒に常に伝統的なアボリジニの歌を歌いながら真剣に部族の物語を描いていたようだ。