ブッシュメディスン Bush Medecine

デルヴァイン・ペチャラ

1982年生まれ。

最近もっとも注目を集めているアボリジニ女性作家の一人で、これまでもグループ展・個展において豪州国内はもとよりアメリカやアイルランドなどへもそれぞれ出展されている。

年間を通して雨量が最も少ないオーストラリアの中央砂漠ではあるが、わずかな雨のあとには実に様々な色とりどりの草花が大地一杯に咲き乱れる。

砂漠一面をそれらが美しく彩る様子は圧巻だ。アボリジニの人々はその草花の中から病に効く薬草を的確に探し出す能力を持ち備えており、西洋医学とはまるで無縁だった彼らの社会において自分たちのあらゆる病気をそれらの薬草だけで治してきたといわれている。

作品はそんな薬草が生息する大地の表情を表現したもので、これまで自然と一体になって広大なオーストラリア大陸で暮らしてきたアボリジニの人々は「大地(カントリー)は常に笑ったり、泣いたり、怒ったりして我々にたくさんのシグナルを与えてくれている。それらを決して見逃してはならないのだ」と常に大地の声に忠実に耳を傾けているのである。

今後、アボリジニアート界において大いに期待をされている人気女性画家だ。