マイ・カントリー My Country

エディ・ジャクソン・チャパチャリ
Eddie Jackson Tjapaltjarri

この作品は作者の出身地であるオーストラリア中央砂漠のキントー・コミュニティ地域全域の物語について現している。

作者は遥か昔、自分たちの祖先が訪れた水場やそこをたどった道筋などを独自の技法・テクニックで巧みにキャンバスへ表しており通常その行程をアボリジニの人々は“ソングライン”や“ドリーミング”と呼んでいる。

ドリーミングというアボリジニ特有の概念は実に多種多様な解説がありいまだに確実には定義づけされていないが、遥か何万年もの太古から彼らが大切に守って伝承し続けてきた概念・哲学はアウトサイダーたちには到底理解できないことは確かだ。

5万年とも6万年とも言われる太古からアボリジニの人々がずっと継承し続けているもの、それは人間がいかに大地と共存して生きていくべきかという我々現代文明人がもはや忘れかけているもっとも重要な教えなのではないか。