マイ・カントリー My Country

ヨーナ・ニューベリー
Jorna Newberry

この作品は作者の生まれ故郷であるキントーコミュニティの大地で命を宿す全てのものをあらわしているという。

作者は若手でありながらも、儀礼においては立場的にシニア的な存在であることからいつも中心になって儀式を司る。

そのために自らが率先して歌や踊りを披露しながら5万年から継承され続けているアボリジニの深遠なる神話を交え次の世代に語り伝えるという。

アボリジニの女性たちはいかなる状況においても乾燥した砂漠でベリー、ブッシュトマト、ブッシュポテトなど野生の食べ物を速やかに見つけ出す能力を持っており、それらの知恵は次の世代へ歌や踊りと同じように確実に伝承をされていく。

そしてその知恵こそが文字の代わりに(アボリジニは無文字社会)絵画として表現されるのである。

彼らのカントリーこそ全てを知り尽くしている神だと崇める作者は絵画を描いている時にはまるで自分が儀式を行っている時の気持ちと同じだという。