ウワルキ Uwalki

ミチェリ・ナパルラ

作者ミチェリは1945年ごろオーストラリア中央砂漠ハースト・ブラフで生まれ、著名画家でもある彼女の母親、チュンカイヤ・ナパチャリより父親のドリーミング(アボリジニの世界観を表す言葉で、神話として現在も語られる天地創造の起源、または精霊の行為やアボリジニ社会の規範などを意味するもの) を学ぶ。中央の模様は作者がヤリの制作に使われるある特定の樹木を描いておりその両側はそれらの樹木が自生している父の聖地、“ウワルキ”を表している。西洋美術界からかけ離れた環境で暮らす作者だが現代的で斬新な画風がまさにモダンアートとしてオーストラリア国内外から高く評価され、近年では北欧数専門の雑誌にもよく取り上げられるようになった。

1997年には一年に一度開催されるオーストラリア先住民芸術大賞のファイナリスト(最終選考)に残るなどその実力は誰もが認めている。

現在は高齢のため車椅子生活で絵画制作は行なっておらず家族とともに中央砂漠のアボリジニ居住区で静かに暮らしているという。