ボディ・ペイント Body Paint

ナタリー・パーブス
Natalie Purves

作者は1950年代にオーストラリア中央砂漠のコミュニティ・ユトーピア(アリススプリングスより北東240キロ)にて生まれた。

出生記録がさだかではなく、はっきりした年代はわからない。本人いわく、「ずっとずっと昔に生まれた」という。

アボリジニの人々にとって広大なオーストラリアの大地は自らを生み出してくれた「偉大なる母親」であり、また死後に自分の魂が再び戻りかえっていくと信じる密接な関係を営む特別な場所でもあると語られている。そのかけがえのない大地と密なコミュニケーションを図るために彼らは儀式を行い、大地がきちんと機能しているのかどうかを常に確認する。そして、儀式の際には必ず自分たちの身体の上にペイントをしそれが「視覚言語」として彼らの社会ではとても重要な意味を持つのだ。

この作品はまさにそのボディペイントの図案が主題となっている。

地球上でもっとも水の乏しい乾燥した大地だといわれるオーストラリアの中央砂漠で、遥か太古から野生のものだけを狩猟採集して生きてきた先住民アボリジニの人々の持つ知恵は到底計り知れない。特に我々新しいモノづくりに常に追われている文明人にとっては尚更だ。

画家としてのキャリアも長く、オーストラリア国内外にともにとても人気のある作家である。

現在は家族とともにアリススプリングスに在住している。