ブッシュメディスンドリーミング Bush medicine dreaming

サーシャ・ロング

作者は1980年代にユトーピアで生まれ、画家として制作をスタートさせたのは近年になってからだといわれている。

この作品は乾燥したオーストラリア中央砂漠で暮らす人々が病気や怪我をした際に、何よりも欠かせない薬草にまつわる物語を表したもの。それらはある特定の植物からのみ採取が可能だといわれている。

アボリジニの人々は砂漠に2000種以上も生息している草や花から薬草となるものを見つける能力を備えており、それらは万能薬として特に切り傷やかゆみ、発疹などの病状によく効くと言われている。

動きを感じさせる図案と色の使い方が絶妙で多くのファンをうならせており今後の活躍が大いに期待される画家の一人である。