ボディ・ペイント Body Paint

ユユヤ・ナンパジンパ
Yuyuya Nampijinpa

 

この作品は作者の出身地キリクラコミュニティ地域で行われた大多数による女性の「旅の物語」を現している。

旅の途中で女性たちは丘を越え、ある一定の場で儀式を行い、身体に模様を描く。

作者は遥か昔、自分たちの祖先が訪れた水場やそこをたどった道筋などを独自の技法・テクニックで巧みに絵画へ表しており、通常その行程をアボリジニの人々は“ソングライン”や“ドリーミング”と呼ぶことが多い。

ドリーミングというアボリジニ特有の哲学に近い概念は実に多種多様な解説がありいまだに多くの専門家の間でも確実には定義づけされていない。

しかしながら、5万年とも6万年とも言われる長い太古からアボリジニの人々がずっと継承し続けているもの、それは人間がいかに大地と共存して生きていくべきかという我々現代文明人がもはや忘れかけているもっとも重要な教え なのではないか。

 

 

  コレクション:アボリジニアートミュージアムオランダ