70代後半の男性画家の作品である。
力強いパワフルな力作は多くのファン層を魅了し、豪州国内で開催される展示会も数多い。
作者が暮らすアボリジニの居住区は、辺境地域に位置していることから最寄りの街まで車で700キロ。
そのため、ほとんど移動はせずに、作者は日々居住区内で家族と静かに暮らしているという。ただ、アートセンター(アボリジニの人々が自由に絵画を描く場)に一歩足を踏み入れるとまるで別人のようになり、すぐさま絵筆を握りしめてひたすら絵画制作に励むという。
許された者だけに伝承されるアボリジニの奥深い哲学や、部族間での習わし・掟など自分たちの次の世代に確実に伝え続けていく。それは自分たちのカントリーをいつまでも守り続けていくという証でもあるのだ。
