アボリジニの著名画家、ニンガラ・ナパルラの娘であり幼少から母親が絵画制作をしている側でずっと眺めていたことから自分も絵を描くことに興味を抱き始めたという。

母親との作風とは若干異なるが、ストーリーは伝承された同じものを描く。

主なストーリーとしては“女性の儀礼”があり、特にこの作品はその儀礼の際に自分の身体に描かれたボディペイントを表現している。

遥か太古から狩猟採集民として広大な大地を自由自在に巡ってきたアボリジニたちはそれぞれの聖地で様々な自然の神たちと遭遇し、そこで何世代にも渡って伝承され続けてきた創世神話のストーリーを伝承していく。

アボリジニ社会では、許された者だけが許された場所で世界の成り立ちの壮大なスケールにも及ぶストーリーを聞くことができるのだ。