はるか太古からブッシュ(うっそうとした木々が生える砂漠の中央部)の中で狩猟と採集のみで生活を続けてきた作者の持つ自然・大地への慈しみは計り知れない。大地と自分との共生こそが自分を生かしてくれる源だとアボリジニ古来の哲学を非常に重んじているトラディッショナルな女性のひとりである。

また、アボリジニ女性画家の中ではひときわ早く絵筆を握り個性的なアートスタイルから瞬く間に名を挙げた。

作者は儀礼を通して常に神へそして大地へ感謝の意を表しその大地の偉大な力をたたえるために歌と踊りを伴って次の世代にそれらを伝承する。

オーストラリア国内では国立美術館にコレクションが所蔵され、近年では海外での評価も非常に高い作者の作品は毎年各地で個展、グループ展が頻繁に行われている。

コレクション:
オーストラリア国立美術館
ビクトリア州立美術館
サウスオーストラリア美術館