聖地 ウワルキ Uwalki

ミチェリ・ナパルラ

作者は1945年ごろオーストラリア中央砂漠ハースト・ブラフで生まれ、著名画家でもある彼女の母親、チュンカイヤ・ナパルジャリより父親のドリーミング(アボリジニの世界観を表す言葉で、神話として現在も語られる天地創造の起源、または精霊の行為やアボリジニ社会の規範などを意味するもの)を学ぶ。

そのドリーミングは本来は男性の重要な儀礼によって伝達されるヤリの製法であったが、女性や子供には通常明かされないものなのにもかかわらずミチェリは特別にそれを自分のストーリーとして描く許可を実父よりもらったという。

中央の模様は作者がヤリの制作に使われるある特定の樹木を描いており、その両側はそれらの樹木が自生している父の聖地、“ウワルキ”を表している。