マイ・カントリー My Country

キャロライン・ケン

1971年生まれの作者は南オーストラリア・フレゴン街で幼少期を過ごした。

絵画制作を始めたのは2004年。アーティストとしてのキャリアを育むため、フルタイムで画家として仕事をするまではKALTJITIアートスタジオでしばらく経営のアシスタントを務めていたという。

主題は作者の祖母から受け継がれた自らの故郷にまつわる物語。

祖母は作者にとってとても影響力のある人物であったことからそのストーリーを伝承する重要性は幼い頃から十分に認識をしていた。

図案に描かれる大きな同心円は作者のカントリーにある多種多様な岩山を表し、遥か太古にその土地を創造した精霊たちが旅をした道程でもあるという。

斬新でエネルギッシュな作品は人気も高く、近年美術愛好者たちが大きな注目を注ぐ期待の女性画家だ。