ブッシュヤムポテト・ドリーミング Bush Yam Potato Dreaming

ジニー・ミルズ

作者は実の父親のカントリー(豪州中央砂漠北東部)にまつわるストーリーを主題として描く。

タイトルの“ブッシュヤムポテト”とは野生のイモ科の植物のことでそれらは自分たちが暮らす大地(カントリー)の地面下で筒状に育ち、それをアボリジニの人々が掘り起こして食物とする。乾燥した砂漠地帯にようやく雨が降ったあと色とりどりの草花が地面いっぱいに咲き乱れそこに筒状のブッシュヤムポテトが育血、細かい点描はその種子を表していると言う。

モダンな色使いと独特でユニークな図案が人気で、近年では豪州のインテリア雑誌に取り上げられる頻度も多い。

日本で初めて作品を紹介したのは2007年。たちまち人気作家となり、人気は年々上昇するばかりだ。