Collection: tokyo2026

  • ウワルキ

    ウワルキ

    作者ミチェリは1945年ごろオーストラリア中央砂漠ハースト・ブラフで生まれ、著名画家でもある彼女の母親、チュンカイヤ・ナパチャリより父親のドリーミング(アボリジニの独特な思想・世界観を表す言葉で神話として現在も語られる天地創造の起源、または精霊の行為やアボリジニ社会の規範などを意味するもの)を学ぶ。

    中央の模様は作者がヤリの制作に使われるある特定の樹木を描いておりその両側はそれらの樹木が自生している父の聖地、“ウワルキ”を表している。

    西洋美術とはほぼ無縁な環境で生まれ育った作者が描く斬新でポップな画風はまさに現代アートとして評価され、オーストラリア国内外では多くのファンを唸らせる。

    2019年、老衰のため永眠。

  • ボディ・ペイント

    ボディ・ペイント

    アボリジニの人々にとって広大な大地(カントリー)は自らを生み出してくれた偉大なる母であり、また死後に自分の魂が再び戻っていくことから密接な完成のある特別な場所であると語られている。

    世界で最も水の乏しい乾燥した大地だといわれるオーストラリアの中央砂漠ではるか太古から野生のものだけで暮らしてきた先住民アボリジナルの人々が持つ知恵や情報は我々文明人からは計り知れないことばかりだ。

    大地の隅々まで熟知している彼らだからこそ常にその大地に不具合が発生してはいないか確認を怠らず、儀式を行い、平和と秩序を願うのだ。その儀式の際に身体に描かれるボディ・ペイントがこの作品の主題となっている。

    作者は画家としてのキャリアも長く、国内外ともに注目度は高い。現在は家族と共にアリススプリングスに在住。