異なる感覚、異なる価値観

2008年を迎えてから、オレ様はもうすでに12回程飛行機に乗っている。こうなると、まるで近所のバス停から、ひょいっと乗り合いバスにでも乗る感覚だ。しかしながら、行き先は砂漠への中継地であるアリススプリングスと日本の2ヶ所 […]

大阪珍道中 その2

いやはや。はるばる8,000kmの海の向こうから、エミリー・ウングワレ展覧会の特別ゲストとして招かれたアボリジニの女性画家、バーバラ・ウィアとグロリア・ペチャラと共に過ごした日本滞在1週間。 気温40度の砂漠から、いきな […]

大阪珍道中 その1

雪がチラチラ舞う関西空港。そこへオレ様は、アロハシャツのような薄っぺらいシャツだけが20枚入ったアボリジニの女性画家・グロリアのスーツケースをガラガラ引きながら到着。なんたって、シャツしか入ってないんだから、軽い軽いこの […]

一難去って、また一難

気温42度の灼熱のアリススプリングス。オレ様はそこでクーラーがガンガンに効いたホテルの部屋で、今一人静かに、この原稿執筆に励んでいる…。はずであった。 今回のこの原稿、リアルタイムで書いているということで、 […]

夢が現実に

オレ様としたことがここ数ヶ月、原稿執筆を怠ってしまった。しかしながら断っておくが、決してズル休みをしたわけではない。これには、実にふかーいふかーい理由がある。 その一つに、いつも元気モリモリのオレ様にとっては、かなり珍し […]

アートの真髄

先日、長い長い日本出張から帰ってきた。まぁ、「出張」といえば聞こえがいいかもしれないが今回は雑用も含めて実に忙しい毎日を過ごした。まずはアボリジニアート展を2箇所で開催、それを無事終えると今度は来年の展覧会の会場下見やら […]

4度目の出場

幼少の頃から「少し変わっている」と言われ続けたオレ様だった。小学生時代はカーディガンを後ろ前に着て登校して先生に注意されていたし、休み時間も校庭でみんなと遊ぶより、ひとりでじーっと裏庭で飼っていたにわとりの観察をしている […]

願うことは行うこと 最終回

“腹が減っては戦ができぬ”とはよく言ったものだ。 今年の5月、オレ様は豪州先住民アボリジニの女性画家2人を来日させ、「愛と涙の日本滞在記」を1週間ほど繰り広げたわけだが、彼女達のまぁ、食いっぷりの […]

願うことは行うこと その2

生まれて初めての海外旅行。確かオレ様が22歳のときだったと記憶する。当時はそれでもうぶでピチピチの航空関係者であったゆえ、飛行機に乗り慣れていたはものの、英語がおもしろいほどできなかったためにインターナショナルにはまるっ […]

願うことは行うこと その1

“願うことは行うこと”というのが、私の日常のモットーである。 日本でアボリジニアートを啓発し、自分自身が魅了された深遠なる5万年ものアボリジニ文化や歴史、そして彼らのユニークな芸術を一人でも多くの […]

親友バーバラ

日頃、他人様とケンカなどほとんどしたことがないこの超温厚なオレ様だが、過去に一度だけ、それこそ生涯忘れられない大ゲンカをしたことがあった。今でも思い出すと背中がビクッとするんだから相当なもんだな。 その相手はアボリジニの […]

ジンクス

突然ですが、みなさまは「ジンクス」というものを信じますかね? オレ様、普段の生活で宗教心はまったくない人間なのだが、この「ジンクス」となるものを結構信じちゃうタイプではある。 たとえば、洗車をしたら必ず雨が降る・・・なん […]

アボリジニの絵画の真髄を学ぶために

1997年、オレ様が初めてオーストラリア先住民アボリジニが住む中央砂漠のコミュニティを訪れた年である。早いものであれからもう10年だ。 今でこそ家族同様に付き合うアボリジニたちであるが、そこまでの熱い絆を結ぶまでに、それ […]

愛と涙の大阪物語 最終回

いよいよ今回でアボリジニ女性画家・モリーンとノーマとともに繰り広げた『愛と涙の大阪物語』が最終回となるわけだが、もちろんこの紙面ではとても書ききれないドラマがあれこれ展開したということはいうまでもない。 大阪で彼女たちを […]

愛と涙の大阪物語 その 2

不覚にも先月号を休んでしまった。伝言ネット“鬼の編集長様”のおっかない顔を頭にチラチラ浮かべながら締め切りギリギリまで何とかふんばって「絶対に書き上げるぞ!」と意気込みだけは十分だったはずなのだが、どうも肉体的疲労と物理 […]

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